にょにょにょ?尿ー!
さて、新しい病院で、下半身を固定していた「テーピング」をはずしてからというもの、我が家では新たな苦悩が勃発。
それが、尿。
「いやーーーーー!小龍!ちょっと待ってー!」
女医さんは、「尿はこまめに取れば大丈夫」と言ったが、そうは問屋が卸さなかった。下半身麻痺と言うことは下半身の感覚がないということで、其れはすなわち「尿の垂れ流し」を意味するのだ。
ちょびーーーーーっとずつわずかーに、しみ出でる小龍のおしっこ。それが、匍匐全身に似た形でちょこちょこと動き回る小龍の軌跡には、ナメクジが張ったようなあとが・・・・・・・。
本当に、このときほど過去の自分に「フローリングのマンションを借りてくれてありがとう」と感謝したことはない。 小龍を追い掛け回して床を拭き、尿で汚れた小龍のお腹とお尻を濡れたタオルで拭く。ひどいときは洗面器にぬるま湯を張り、軽く洗って、タオルドライ。
猫を飼っている方はご存知かと思いますが、何せ猫のおしっこの臭いは
臭い。
どれくらい臭いか文字でリアルに再現できないのが残念でなりませんが、あえて言うなら、猫のおしっこを放っておくと,納豆と牛乳を雑巾にからめて学校の体育館倉庫に放置しておいた臭いになります。
(好奇心の強いあなたはぜひ学校で試してみてください)。
そんな数日間を過ごし、私はとうとう発狂して部屋の外に飛び出しました。向かった先はペットショップ。強力な消臭スプレーを買わなければ多分死ぬ。金に糸目はつけない、どうでもいいからとにかく消臭スプレーをください!
と、店内を物色していた私はすばらしいアイテムを見つけたのです。
「なにこれ!」
私の目を奪ったもの、それは。 ペット用生理グッズ。
私はわなわなと震えながらその商品にすがりつきました。そうだよ、これだよ!これを、おむつみたいにあてがってやればいいんだ! 色めき立った私は、即刻生理用ナプキンと、さらにその棚の脇にならぶナプキン用のショーツ(オムツカバーみたいなもの)を買い物カゴに放り込み、さらに、その後の棚で「ペット用おむつ」なるものを発見。悩みに悩んだがどっちも買った。
とにかくこれをあてがってやればおしっこ問題は解決だ。
闇の中に一筋の光を見出した気分で、私はレジに。そしてその数字がはじき出されたとき、卒倒しそうになりましたとさ。
ペット業界が不況知らず、ということを裏付けるようなあまりの価格。しかし、背に腹は変えられない。
私はなけなしの万札を財布から未練がましい目つきで取り出すと、愛想の悪いお姉さんに手渡したのでありました。
それが、尿。
「いやーーーーー!小龍!ちょっと待ってー!」
女医さんは、「尿はこまめに取れば大丈夫」と言ったが、そうは問屋が卸さなかった。下半身麻痺と言うことは下半身の感覚がないということで、其れはすなわち「尿の垂れ流し」を意味するのだ。
ちょびーーーーーっとずつわずかーに、しみ出でる小龍のおしっこ。それが、匍匐全身に似た形でちょこちょこと動き回る小龍の軌跡には、ナメクジが張ったようなあとが・・・・・・・。
本当に、このときほど過去の自分に「フローリングのマンションを借りてくれてありがとう」と感謝したことはない。 小龍を追い掛け回して床を拭き、尿で汚れた小龍のお腹とお尻を濡れたタオルで拭く。ひどいときは洗面器にぬるま湯を張り、軽く洗って、タオルドライ。
猫を飼っている方はご存知かと思いますが、何せ猫のおしっこの臭いは
臭い。
どれくらい臭いか文字でリアルに再現できないのが残念でなりませんが、あえて言うなら、猫のおしっこを放っておくと,納豆と牛乳を雑巾にからめて学校の体育館倉庫に放置しておいた臭いになります。
(好奇心の強いあなたはぜひ学校で試してみてください)。
そんな数日間を過ごし、私はとうとう発狂して部屋の外に飛び出しました。向かった先はペットショップ。強力な消臭スプレーを買わなければ多分死ぬ。金に糸目はつけない、どうでもいいからとにかく消臭スプレーをください!
と、店内を物色していた私はすばらしいアイテムを見つけたのです。
「なにこれ!」
私の目を奪ったもの、それは。 ペット用生理グッズ。
私はわなわなと震えながらその商品にすがりつきました。そうだよ、これだよ!これを、おむつみたいにあてがってやればいいんだ! 色めき立った私は、即刻生理用ナプキンと、さらにその棚の脇にならぶナプキン用のショーツ(オムツカバーみたいなもの)を買い物カゴに放り込み、さらに、その後の棚で「ペット用おむつ」なるものを発見。悩みに悩んだがどっちも買った。
とにかくこれをあてがってやればおしっこ問題は解決だ。
闇の中に一筋の光を見出した気分で、私はレジに。そしてその数字がはじき出されたとき、卒倒しそうになりましたとさ。
ペット業界が不況知らず、ということを裏付けるようなあまりの価格。しかし、背に腹は変えられない。
私はなけなしの万札を財布から未練がましい目つきで取り出すと、愛想の悪いお姉さんに手渡したのでありました。